Ubuntuは、システムをアップデートする際にミラーロードサーバからダウンロードしますが、デフォルトで設定されているサーバは、あまり速くありません。前回のエントリ(デスクトップ版Ubuntu 12.04LTSのアップデートを高速化する)では、デスクトップ版Ubuntuで、高速なミラーサーバを設定する方法を説明しました。
今回は、サーバ版のUbuntuで、速いミラーサーバを使うようにする方法です。
Ubuntuでは、システムをアップデートする際に、/etc/apt/sources.listをもとに、接続するミラーサーバを決めています。
このファイルの内容(の一部)は次のようになります。
ここで「http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu」がミラーサーバを指定するURLです。このデフォルトのミラーサーバjp.archive.ubuntu.comはあまり速くないので、代わりに国内にある回線の太い回線Ubuntuリポジトリを指定するように書き替えてやります。
私は、デスクトップ版で設定したミラーサーバftp.jaist.ac.jpを設定しました。具体的には設定するURLはhttp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntuとなります。
実際には、次のsedコマンドで一気に置換しました。
置換後のsources.list(の一部)は次のようになります。
こうすれば,太い回線に接続されているミラーサーバftp.jaist.ac.jpを使うので,apt-get updateやapt-get installの実行が高速になり,快適なUbuntu生活を送れます。