Jekyll2021-05-30T16:39:58+09:00/近藤嘉雪のプログラミング工房An amazing website.近藤 嘉雪cond@st.rim.or.jpPuttyでポートフォワードの設定をしました2021-05-30T10:00:00+09:002021-05-30T10:00:00+09:00/2021/05/30/putty-port-forward<p>Puttyでポートフォワードの設定を行ないました。その際の手順を記録しておきます。</p>
<p>ここでは、Puttyを実行しているPCのポート4000を、ログインしたホスト(リモートホスト)のポート4000にポートフォワードするように設定します。</p>
<p>このようにポートフォーワード設定をしておけば、
リモートホストのポート4000でテスト用ウェブサーバを起動して、
PCのブラウザから<code class="highlighter-rouge">http://localhost:4000</code>でアクセスして動作を確認することができます。</p>
<p>ポートフォワードの設定は、Puttyの設定画面[接続]-[SSH]-[トンネル]から行ないますす。</p>
<ul>
<li>「受け側ポート」にPCのポート番号(ここでは4000)を入力します</li>
<li>「送り先」に「ホスト名:ポート番号」(ここではlocalhost:4000)を入力します</li>
<li>「追加」ボタンをクリックすると、ポートフォワードが設定されます。</li>
</ul>
<p><img src="/images/2021/05/putty-port-forwarding.png" alt="" /></p>
<p>最後に、設定画面[セッション]で「保存」ボタンをクリックすると、設定が保存されます。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jpPuttyでポートフォワードの設定を行ないました。その際の手順を記録しておきます。Windows10にPutty 0.75(ranvis版)をインストールしました2021-05-23T10:00:00+09:002021-05-23T10:00:00+09:00/2021/05/23/install-putty<p>新PCの環境整備で、Putty 0.75(ranvis版)をインストールしました。
その際の記録のメモです。</p>
<p>古すぎて参考にならないと思いますが、
以前、バージョン0.63をインストールした際の記録はブログ記事「 <a href="/2015/01/25/putty-0-63-jp20130916/">Puttyを0.63-jp20130916にバージョンアップしました</a>」(2015/1/25)に書いてあります。</p>
<p>現在、オリジナル(英語版)のPuTTYの最新版はバージョン0.75です。
日本語バージョンについては、ranvis版というのがあります。
そこで、ranvis版の0.75をインストールすることにしました。</p>
<p><a href="https://www.ranvis.com/putty">公式サイト</a>から、<code class="highlighter-rouge">PuTTY-0.75-ranvis 2021-05-10 (64bit)</code>をダウンロードして、展開します。</p>
<p>ファイル一式が入っているフォルダ<code class="highlighter-rouge">PuTTY-ranvis</code>を <code class="highlighter-rouge">C:\Program Files\</code>の下に移動しました。
あとは、このフォルダに入っている<code class="highlighter-rouge">Putty.exe</code>と<code class="highlighter-rouge">pagent.exe</code>へのショートカットをデスクトップ上に作成して、インストールは完了です。</p>
<p>さらに、こまごまとした設定を行ないます。</p>
<h3 id="直接にホストに接続するためのショートカットを作成">直接にホストに接続するためのショートカットを作成</h3>
<p>Puttyへのショートカットを作成して、そのプロパティの「リンク先」を次のように設定します。(myhostは設定名)</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>"C:\Program Files\PuTTY-ranvis\putty.exe" -load myhost
</code></pre>
</div>
<p>つまり、-loadオプションで設定名を指定すれば、その設定のホストに接続してくれます。
この例では設定名「myhost」のホストに接続します。</p>
<h3 id="デフォルトユーザの設定">デフォルトユーザの設定</h3>
<p>Puttyの設定画面[接続]-[データ]で、「自動ログインのユーザ名」に、ログインする際のユーザ名を設定します。</p>
<h3 id="agent-forwardingを許可する">Agent forwardingを許可する</h3>
<p>Puttyの設定画面[接続]-[SSH]-[認証]で、「エージェント転送を許可する」をチェックします。</p>
<h3 id="フォント回りの設定">フォント回りの設定</h3>
<p>フォントとサイズは[ウィンドウ]-[外観]を選択して、設定できます。
字が小さい(10ポイント)ので、「ターミナルフォント、14ポイント」と設定しました。</p>
<p>後ほど、より見やすいフォントをインストールする予定です。</p>
<h3 id="色の設定">色の設定</h3>
<p>[ウィンドウ]-[色]で設定できます。</p>
<p>青が暗すぎて見にくいので、「Puttyが表示する色の設定」で以下のように設定しました。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>ANSI青 R: 83, G: 83, B: 255
ANSI青 太字 R: 125, G: 125, B: 255
</code></pre>
</div>
<p>「太字の表現方法」は「フォント」を選択します。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jp新PCの環境整備で、Putty 0.75(ranvis版)をインストールしました。 その際の記録のメモです。Windows10にEmacs 27.2をインストールしました2021-05-16T10:00:00+09:002021-05-16T10:00:00+09:00/2021/05/16/install-emacs-on-windows10<p>3月にデスクトップPC(Windows 10)を新調して、環境を整備しています。</p>
<p>私は文章を書くのにも、プログラムを書くのにも、Emacsが無いと始まらない人なので、当然WindowsにもEmacsをインストールします。
(以前、会社でMacintoshを使っていた時にも、Emacsを入れてました。)</p>
<p>最新バージョンであるEmacs27(Windows用64ビット版)をインストールしました。その手順を記録します。</p>
<p>インストール手順は、公式のダウンロードサイトのセクション「Windows」に説明されています。
この手順に従ってインストールを行います。</p>
<ul>
<li><a href="https://www.gnu.org/software/emacs/download.html">GNU Emacs download - GNU Project</a></li>
</ul>
<p>まず、以下のページからWindows版Emacs 27の最新版のインストーラをダウンロードします。</p>
<ul>
<li><a href="http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/windows/emacs-27/">Index of /pub/GNU/emacs/windows/emacs-27</a></li>
</ul>
<p>2021年5月1日時点では、64ビット版の最新バージョンのインストーラは <code class="highlighter-rouge">emacs-27.2-x86_64-installer.exe</code> でした。つまりバージョンは27.2となります。</p>
<p>ダウンロードしたインストーラをPCで起動すると、Emacsがインストールされます。
途中、何か質問されたらデフォルトのままで進めればOKです。</p>
<p>結果として、Emacsは<code class="highlighter-rouge">c:\Program Files\Emacs</code>の下にインストールされて、スタートメニューにも登録されます。</p>
<p>今のWindows版Emacsは、インストーラをダウンロードして起動するだけで、ちゃんとWindowsのスタートメニューにも登録されるんですね。まるで普通のWindowsアプリのようで、ちょっと驚きました。</p>
<p>スタートメニューからEmacsを起動できることを確認したら、インストールは完了です。
次に必要最小限の設定として、ホームディレクトリの設定を行ないます。</p>
<h2 id="ホームディレクトリを設定する">ホームディレクトリを設定する</h2>
<p>Emacsのホームディレクトリは、いわゆるUnix/Linuxのホームディレクトリの事です。
Emacsでファイル名を指定するときにホームディレクトリは<code class="highlighter-rouge">~</code>で表わされます。</p>
<p>Windows版Emacsでは、デフォルトでは、ホームディレクトリは<code class="highlighter-rouge">C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\</code> となっています。</p>
<p>このままでは不便なので、<code class="highlighter-rouge">C:\Users\USERNAME\Documents\home</code>がホームディレクトリになるように設定を行ないました。(これ以降USERNAMEは、実際のユーザ名で置き換えてください。)</p>
<p>Emacsは、環境変数<code class="highlighter-rouge">HOME</code>を設定しておくと、そこをホームディレクトリとして扱ってくれます。</p>
<p>Windows 10で、環境変数を設定する方法を説明します。
Windowsキーを押してアプリケーション検索で「環境変数」と入力して、「環境変数を編集」を起動すると下の画面が表示されます。ここでユーザー環境変数<code class="highlighter-rouge">HOME</code>の値を</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>C:\Users\USERNAME\Documents\home
</code></pre>
</div>
<p>と設定してやります。</p>
<p><img src="/images/2021/05/windows-set-home.png" alt="" /></p>
<p>また、Emacs起動用ショートカット(デスクトップ、スタートメニュー)のプロパティを開いて、「作業フォルダ」に<code class="highlighter-rouge">HOME</code>と同じ値<code class="highlighter-rouge">C:\Users\USERNAME\Documents\home</code> 設定してやります。</p>
<p>これで、Emacsを起動すると、作業ディレクトリが<code class="highlighter-rouge">C:\Users\USERNAME\Documents\home</code>に設定された状態になり、ファイルを指定する際に<code class="highlighter-rouge">~</code>と入力すると、<code class="highlighter-rouge">C:\Users\USERNAME\Documents\home</code>を意味するようになります。</p>
<p>また、Emacsを起動した時に読み込まれる、初期設定ファイルは”~/.emacs.d/init.el”、つまり<code class="highlighter-rouge">C:\Users\USERNAME\Documents\home\.emacs.d\init.el</code>となります。
ですので、Emacsの初期化処理はこのファイルに記述してください。</p>
<p>これで、Windows版Emacsのインストールと設定が完了しました。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jp3月にデスクトップPC(Windows 10)を新調して、環境を整備しています。退職エントリ予定地2021-04-01T10:00:00+09:002021-04-01T10:00:00+09:00/2021/04/01/taishoku<p>3月31日付けで長年勤務していたヤフー(株)を退職しました。</p>
<p>詳細は後ほど追記する予定です。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jp3月31日付けで長年勤務していたヤフー(株)を退職しました。Google ColaboratoryでPIL形式のイメージを表示する2020-03-25T10:00:00+09:002020-03-25T10:00:00+09:00/2020/03/25/colaboratory-display-pil-image<p>Google Colaboratoryでは、そのままではPIL(Python Image Library)形式の画像を表示できません。
表示する方法を調べたので、メモしておきます。</p>
<p>通常、PIL形式の画像を表示するには、showメソッドを使って</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>pil_image.show()
</code></pre>
</div>
<p>のようにしますが、Google Colaboratoryでは、このやり方では画像が表示されません。</p>
<p>調べたところ、Colaboratoryでは、<code class="highlighter-rouge">IPython.display</code>モジュールの<code class="highlighter-rouge">display</code>関数を使えばよいようです。</p>
<p>具体的には、次のようにすれば、PILイメージを表示できます。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>from IPython.display import display
display(pil_image)
</code></pre>
</div>
<p>参考サイト:</p>
<ul>
<li><a href="https://qiita.com/kaityo256/items/ce34f412ceec1b72755d">Google ColaboratoryでPILで何か描画して表示する - Qiita</a></li>
</ul>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jpGoogle Colaboratoryでは、そのままではPIL(Python Image Library)形式の画像を表示できません。 表示する方法を調べたので、メモしておきます。Google ColaboratoryからGoogle Driveのファイルにアクセスする2020-03-20T10:00:00+09:002020-03-20T10:00:00+09:00/2020/03/20/mount-gdrive-from-colaboratory<p>Google Colaboratoryから、Google Drive内のファイルを使う手順のメモ書きです。</p>
<p>まず次のPythonコードを実行して、Google Driveをマウントします。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>from google.colab import drive
drive.mount('/content/gdrive')
</code></pre>
</div>
<p>このPythonコードを実行すると、あなたのGoogle Driveのファイルが<code class="highlighter-rouge">/content/gdrive</code>にマウントされます。</p>
<p>初めて実行する時には、次のように認証用URLリンクと認証文字列入力用のフィールドが表示されます。</p>
<p><img src="/images/2020/03/mount-gdrive.jpg" /></p>
<p>このURLにアクセスして、Google Driveのアカウントを選択すると、
「Google Drive File Stream が Google アカウントへのアクセスをリクエストしています」という画面が表示されます。
ここで[許可]ボタンをクリックすると認証用文字列が表示されます。</p>
<p>表示された文字列をEnter your authorization code:というフィールドに入力してCtrl-Enterをタイプすると、Google Driveがマウントされます。</p>
<p>上のコードで指定したディレクトリ<code class="highlighter-rouge">/content/gdrive</code>の中の<code class="highlighter-rouge">My Drive</code>というディレクトリが、Google Driveのトップディレクトリになります。
あとは、適切にパスを指定すれば、Google Drive内のファイルやディレクトリにアクセスできます。</p>
<p>Google DriveはLinux的にマウントされているので、<code class="highlighter-rouge">!</code>でLinuxコマンドを起動すれば、自由に扱うことができます。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jpGoogle Colaboratoryから、Google Drive内のファイルを使う手順のメモ書きです。FPGAは楽しい!2020-02-23T10:00:00+09:002020-02-23T10:00:00+09:00/2020/02/23/on-fpga<p>昨年(2019年)の春頃から、FPGAに取り組み始めました。
FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、プログラマブルなハードウェアです。</p>
<p>HDL(Hardware Description Language: ハードウェア記述言語)というプログラミング言語によって、デジタル回路を記述します。
これがいわゆる「ソースファイル」に当たります。
HDLで記述したソースファイルを開発ツールで処理することにより、Bitstreamファイル(FPGAに与える定義データ)を生成します。
FPGAの電源を投入すると、FPGAはBitstreamファイルを読み込んで、記述した回路として動作するという仕組みです。</p>
<p>数年前からFPGAには興味があったのですが、2019年になって本腰を入れて取り組むことにしました。
いろいろと情報を集めて、3月12日に秋葉原の秋月電子で、Xilinx社のFPGAが搭載されたZybo Z7-20というボードを購入しました。</p>
<ul>
<li><a href="http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-12553/">秋月電子のZybo Z7-20のページ</a></li>
</ul>
<p>このボードには、Xilinx社のZynq-7020というFPGAが搭載されています。
Zynqシリーズは、FPGAに加えて、CPU(デュアルコアのCortex-A9)も搭載しています。
ですからCPUとFPGAを組み合わせて、処理を行なうこともできます。
また、CPU上でLinuxを動かすこともできます。</p>
<p>広く使われているHDLとしては、Verilog HDLとVHDLの2種類がありますが、私はVerilogを選びました。
Verilogの入門書を読みつつ、サンプルを写経したり、アレンジしたりしました。
Verilogを一通りは理解しました(つもりです)。
ソフトウェアと同じように、実際にはこの先の道のりが果てしなく長いわけですが。</p>
<p>下の動画は、Zyboをいじりはじめた頃(2019/3/30)のもので、VerilogでLチカ回路を実装して動かしています。</p>
<ul>
<li><a href="https://www.youtube.com/watch?v=-Kqry7TrTYM">Zybo Z7-20によるLチカ(Youtube)</a></li>
</ul>
<p>Lチカとは、「LEDをチカチカ点滅させる」という意味で、ソフトウェアのHello Worldに相当します。</p>
<p>4個のLEDを順に点滅させるだけですが、自分で設計した回路が動作するのはわくわくしますね。
「パタヘネを読みながらCPUを実装したいな」などと、夢が広がります。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jp昨年(2019年)の春頃から、FPGAに取り組み始めました。 FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、プログラマブルなハードウェアです。2020年最初の買い物 - Jetson nano developer kit2020-02-01T10:00:00+09:002020-02-01T10:00:00+09:00/2020/02/01/purchase-jetson-nano<p>2020年も2月になってしまいましたが、正月の「初秋葉原詣」について書きます。</p>
<p>1月5日に、自分へのお年玉ということで、久しぶりに秋葉原に買い出しに出かけました。
当初はPcam 5C(Zybo用のCCDカメラ)とSDカードを1, 2枚買う予定でした。
予算としては1万円も使わないつもりでした。</p>
<p>秋月電子に行って、店員さんにPcam 5Cを倉庫から探してもらって、レジで会計をしようとしたら、何とレジ後ろの棚にJetson nano developer kitがあるではありませんか。</p>
<p>気が付いたら、Jetson Nanoと付属品一式(ACアダプター、SDカード、ジャンパーピン)も(物理)買い物カゴに入ってました(笑)。</p>
<p><img src="/images/2020/02/2020-first-shopping.jpg" /></p>
<p>こうなると、ZyboやJetson Nano用のサブモニタが欲しくなり、あきばおーで10.1インチマルチモニター(8999円)を買ってしまいました。</p>
<p>当初の予定よりも、かなり予算をオーバーしてしまいましたが、2020年も幸先良い幕開けとなりました。</p>
<p>と日記には書いておこう。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jp2020年も2月になってしまいましたが、正月の「初秋葉原詣」について書きます。VirtualBox上のUbuntu 16.04LTSとWindows 10との間でファイルを共有できるようにしました2019-12-28T10:00:00+09:002019-12-28T10:00:00+09:00/2019/12/28/virtual-box-setup-shared-directory<p>VirtualBox上のUbuntu 16.04LTSとWindows 10との間で、共有フォルダ(ディレクトリ)を設定して、ファイルを共有できるようにしました。</p>
<p>共有フォルダ(ディレクトリ)のパスは、それぞれ次のようにします。
(アカウント名は<code class="highlighter-rouge">myaccount</code>とします。)</p>
<ul>
<li>Windows: <code class="highlighter-rouge">c:\Users\myaccount\Documents\share</code></li>
<li>Ubuntu: <code class="highlighter-rouge">/media/share_win</code></li>
</ul>
<p>Ubuntuでは、共有ディレクトリは<code class="highlighter-rouge">/media</code>の下に置くというコンベンションなので、それに従って、共有ディレクトリのパスは<code class="highlighter-rouge">/media/share_win</code>としました。</p>
<p>まず、Windows側で、共有するフォルダ<code class="highlighter-rouge">c:\Users\myaccount\Documents\share</code>を作成します。</p>
<p>次に、VirtualBoxで共有フォルダの設定を行ないます。
VirtualBoxマネージャを起動して、対象の仮想マシンを選択してから、[設定]ボタンをクリックします。
そして[共有フォルダ]をクリックすると、共有フォルダ設定画面になります。
この画面の右端にある「フォルダにプラスマーク」のアイコンをクリックすると、「共有フォルダーの追加」ダイアログが表示されます。</p>
<p><img src="/images/2019/12/virtualbox-shared-folder.jpg" /></p>
<p>ここで次のように入力して、「OK」を押します。</p>
<ul>
<li>フォルダーのパス: <code class="highlighter-rouge">c:\Users\myaccount\Documents\share</code></li>
<li>フォルダー名: <code class="highlighter-rouge">share</code></li>
<li>自動マウント: チェックする</li>
<li>マウントポイント: <code class="highlighter-rouge">/media/share_win</code></li>
</ul>
<p>これでVirtualBox側の設定は完了です。</p>
<p>次にUbuntu側の設定を行ないます。</p>
<p>Ubuntuでは、グループ<code class="highlighter-rouge">vboxsf</code>に所属しているユーザだけが共有ディレクトリにアクセスできます。
デフォルトではユーザはこのグループに属していません。
そこで、次のコマンドで自分(ここでは<code class="highlighter-rouge">myaccount</code>)をグループ<code class="highlighter-rouge">vboxsf</code>に追加してから、Ubuntuをリブートしてください。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>$ sudo adduser myaccount vboxsf
</code></pre>
</div>
<p>Ubuntuをリブートすると、Ubuntu環境の中からは、共有ディレクトリ<code class="highlighter-rouge">/media/share_win</code>にアクセスできるようになります。
例えば<code class="highlighter-rouge">ls</code>を実行するとこんな感じに表示されます。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>$ ls -l /media/share_win/
合計 55132
-rwxrwx--- 1 root vboxsf 3032840 12月 23 23:51 BOOT.BIN
-rwxrwx--- 1 root vboxsf 53408620 12月 23 23:51 image.ub
-rwxrwx--- 1 root vboxsf 817 12月 21 22:10 out.txt
$
</code></pre>
</div>
<p>これでVirtualBox上のUbuntuとWindows 10との間でファイルが共有できるようになりました。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jpVirtualBox上のUbuntu 16.04LTSとWindows 10との間で、共有フォルダ(ディレクトリ)を設定して、ファイルを共有できるようにしました。VirtualBox上のUbuntu 16.04LTSの仮想ディスクを拡張しました2019-12-19T20:00:00+09:002019-12-19T20:00:00+09:00/2019/12/19/expand-disk-space-virtualbox-ubuntu<p>VirtualBoxで動かしている、Ubuntu 16.04LTSの仮想ディスクの容量が不足してきたので、容量を拡張しました。</p>
<p>仮想ディスクの容量を増やす手順には、次の2つのステップが必要です。</p>
<ul>
<li>ステップ1: まずVirtualBoxで、仮想ディスクの容量を大きくする。</li>
<li>ステップ2: 次に、Ubuntu上で、ディスクパーティションのサイズを大きくする。</li>
</ul>
<h2 id="ステップ1-virtualboxで仮想ディスク容量を大きくする">ステップ1: VirtualBoxで仮想ディスク容量を大きくする</h2>
<p>VirtualBox 5.2以降では、GUIを使って、仮想ディスクの容量を増加させることができます。
(それ以前のバージョンでは、コマンドラインからツールを起動する必要がありました。)</p>
<p>バージョン5と6では手順が違いますが、ここではVirtualBox 6での手順を説明しましょう。</p>
<ul>
<li>
<p>VirtualBoxを起動して、メニューから[ファイル]-[仮想メディアマネージャ]を選択します。</p>
</li>
<li>
<p>「仮想メディアマネージャ」が表示されるので、サイズを変えたい仮想ディスクを選択して、「サイズ」に変更後のサイズを入力します。
ここでは「100GB」を指定しました。</p>
</li>
</ul>
<p><img src="/images/2019/12/virtualbox-alter-disk-size.jpg" /></p>
<ul>
<li>「適用」をクリックすると、仮想ディスクの大きさが変更されます。</li>
</ul>
<h2 id="ステップ2-ubuntuでパーティションのサイズを変更する">ステップ2: Ubuntuでパーティションのサイズを変更する</h2>
<p>パーティションのサイズを変更するには、<code class="highlighter-rouge">gparted</code>というツールを使います。
まずは、<code class="highlighter-rouge">gparted</code>をインストールしておきます。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>$ sudo apt install gparted
</code></pre>
</div>
<p>次に<code class="highlighter-rouge">gparted</code>を起動します。
当然ですが、<code class="highlighter-rouge">gparted</code>はスーパーユーザで起動しなければなりません。</p>
<div class="highlighter-rouge"><pre class="highlight"><code>$ sudo gparted
</code></pre>
</div>
<p><code class="highlighter-rouge">gparted</code>の画面は次のようになります。
(これはパーティション拡張後の状態です。)</p>
<p><img src="/images/2019/12/gparted.jpg" /></p>
<p><code class="highlighter-rouge">gparted</code>を使って、拡張パーティション(<code class="highlighter-rouge">/dev/sda2</code>、この中にスワップパーティション<code class="highlighter-rouge">/dev/sda5</code>が入っている)を末尾にずらして、メインパーティション<code class="highlighter-rouge">/dev/sda1</code>のサイズを拡張します。</p>
<p>具体的な<code class="highlighter-rouge">gpartd</code>の操作は、下記のページを参考にしました。</p>
<ul>
<li><a href="https://www.milkmemo.com/entry/ubuntu_partition_resize">【Ubuntu】パーティションのリサイズ/移動を行う - Milkのメモ帳</a></li>
</ul>
<p>今回は、仮想ディスクを15GByteから100GByteに拡張し、
スワップパーティションを1GByteから3GByteに拡張しました。</p>{"display_name"=>"近藤 嘉雪", "login"=>"cond", "email"=>"cond@st.rim.or.jp", "url"=>""}cond@st.rim.or.jpVirtualBoxで動かしている、Ubuntu 16.04LTSの仮想ディスクの容量が不足してきたので、容量を拡張しました。