VirtualBox上のUbuntu 16.04LTSの仮想ディスクを拡張しました

Updated:

VirtualBoxで動かしている、Ubuntu 16.04LTSの仮想ディスクの容量が不足してきたので、容量を拡張しました。

仮想ディスクの容量を増やす手順には、次の2つのステップが必要です。

  • ステップ1: まずVirtualBoxで、仮想ディスクの容量を大きくする。
  • ステップ2: 次に、Ubuntu上で、ディスクパーティションのサイズを大きくする。

ステップ1: VirtualBoxで仮想ディスク容量を大きくする

VirtualBox 5.2以降では、GUIを使って、仮想ディスクの容量を増加させることができます。 (それ以前のバージョンでは、コマンドラインからツールを起動する必要がありました。)

バージョン5と6では手順が違いますが、ここではVirtualBox 6での手順を説明しましょう。

  • VirtualBoxを起動して、メニューから[ファイル]-[仮想メディアマネージャ]を選択します。

  • 「仮想メディアマネージャ」が表示されるので、サイズを変えたい仮想ディスクを選択して、「サイズ」に変更後のサイズを入力します。 ここでは「100GB」を指定しました。

  • 「適用」をクリックすると、仮想ディスクの大きさが変更されます。

ステップ2: Ubuntuでパーティションのサイズを変更する

パーティションのサイズを変更するには、gpartedというツールを使います。 まずは、gpartedをインストールしておきます。

$ sudo apt install gparted

次にgpartedを起動します。 当然ですが、gpartedはスーパーユーザで起動しなければなりません。

$ sudo gparted

gpartedの画面は次のようになります。 (これはパーティション拡張後の状態です。)

gpartedを使って、拡張パーティション(/dev/sda2、この中にスワップパーティション/dev/sda5が入っている)を末尾にずらして、メインパーティション/dev/sda1のサイズを拡張します。

具体的なgpartdの操作は、下記のページを参考にしました。

今回は、仮想ディスクを15GByteから100GByteに拡張し、 スワップパーティションを1GByteから3GByteに拡張しました。