USB回りのトラブルシューティングに便利なツールUSB Device Tree Viewer
ノートPC(OS: Windows 10)にUSB-Cハブを接続して、外部にSSDやプリンタなどを増設して使っています。 ここのところ、USBの動作が不安定で、USB 3.0対応のはずなのに、HDDやSSDの読み書きが遅いといった現象が発生して困っていました。
探してみると、USBの接続状態をリアルタイムで表示するUSB Driver Tree Viewerというツールが見つかりました。 下記の公式ページのDownloadというリンクからダウンロードできます。 (執筆時点ではV3.3.7が最新でした。)
こんな感じでPCに接続されているUSBデバイスやハブの状態が表示されます。
HDD/SSDがUSB 3.0で接続していれば、「SuperSpeed USBハブ」の下に表示されます。また、HDD/SSDのアイコンにも「S」と表示されます。
USB 2.0で接続していると、「USBハブ」の下に表示されます。HDD/SDDのアイコンには「H」と表示されます。
USB-Cハブに外部ドライブを接続して、USB Device Tree Viewerで動作を観察したところ、次のような状態でした。
- 最初はUSB 3.0で接続していたのに、いつの間にかUSB 2.0接続になってしまう
- USBを抜いて挿し直すと、USB 3.0接続になることも、USB 2.0接続のままのこともある
常にUSB 2.0接続になるなら、明らかにハブが故障してると確定できます。 しかし、今回のように、うまくいったりいかなかったりすると困りますよね。
そこで、ソフトウェア的な問題かと思い、いろいろとドライバの設定をいじってみました。 しかし、安定してUSB 3.0では接続できませんでした。
そこまで調べてうまくいかないのだから、たぶんUSB-Cハブのハードウェア的な故障だろうと考え、USB-Cハブを購入しました。
買ったのはこれです。
新しいUSB-Cハブを使って、外付けHDD/SSDを接続したところ、常に安定してUSB 3.0で動作するようになりました。 さすがに快適ですね。
結局、USB-Cハブが故障していたという結論になりました。
というわけで、USB回りのトラブルシューティングにはUSB Device Tree Viewerが便利だよ、という話でした。