YAPC::Asia 2012で,コンテキストとリファレンスについてトークしました
今年は2日目に,「Perlの勘所をマスターしよう! コンテキストとリファレンスを我が物に! 」(長い!)というタイトルで,チュートリアル的なトークをさせていただきました。
(2012/10/6追記)Youtubeで動画を公開していますので、あわせてご覧ください。
今年は昨年とは会場が変わり,東京大学伊藤国際学術研究センターで開催されました。オープンしたばかりのとてもオシャレな会場でした。(新築の建物の匂いがしました。)
トークは3トラックで行なわれ,聞きたいトークが同じ時間帯に重なっていることも多く,どちらを聞くかという贅沢な悩みに悩まれました。今年は3部屋とも同じ建物内にあり,移動時間が少なくて済むのは助かりました。
印象に残ったトークをいくつかあげます。
まずは,Larry Wallさんの基調講演What Does Your Code Smell Like?です。いわゆるライブコーディングで、Perl 5のコードを少しずつ書き換えて、まずPerl 6で動くようにしてから,さらにPerl 6のイディオムを使って書き換えていく、というものでした。
Larryさんはvimを使っていました。vimだと片手でマイクを持ちながらライブコーディングができていいなあ、とEmacs使いの私は思いました。(あんまり本題に関係がないですね。)
Perlと出会い、Perlを作るは,スクラッチでPerl処理系を書いた(書いている)という内容で凄かったです。しかも4月に社会人になり,会社勤めの傍らこれだけのものを作るとは,すごい開発力だと思います。
中規模ソーシャルゲーム開発に学ぶWebサービス開発と運用ノウハウ。もしくは2012年にPerlでWeb開発をする理由(長い!)も,とても印象に残るトークでした。特に,後半で語られたPerlへの愛には感動しました。
またHachioji.pm主催のLTソンも素晴らしい企画でした。休憩スペースに行くと,常にLTが行なわれていて,ついつい聞きいってしまいました。
会場となった大学構内では、物販ができないという制約があるそうで、そのために出版社のブース出店がありませんでした。代わりに、本の見本がたくさん展示されていて、気に入った本をその場で通販で買えるようになっていました。私は、このようなイベントでは,本をまとめ買いして、帰りの電車で買った本に目を通しながらイベントの余韻を味わうのが好きなので、ちょっと残念でした。
「ランチ交流企画」も良かったです。1日目は申し込みそこないましたが,2日目に申し込んだら、見事に当選して4人でランチを食べてきました。ランチから戻ってきたら,スタッフにアンケートを提出するのですが,私たちの組は最後でした。15分以上も遅れてすみません。
私は2日間の参加(前夜祭はパスしました)でしたが,あっという間の2日間でした。いろいろなトークを聞いて,エネルギーが充填され,どんどんコードを書こうという気になりました。
運営やスタッフの方々には,このような素晴らしいイベントを開催していただいたことに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。