YAPC::Asia 2011に参加してきました
10/13~10/15に東京工業大学で開催されたYAPC::Asiaに参加してきました。
YAPC::Asiaのサイトで動画とスライドが公開されています。また,技術評論社のサイトにレポートがあります。
3つのトラックでさまざまなトークがあり,聴きたいトークが重なっていて,どちらに参加しようか迷うことも多かったです。内容が充実していたための贅沢な悩みなのですが。
個人的には一番興味深かったのは,Pumpking(開発に関する意志決定者)のJesse Vincentさんによる「Perl 5.16 and beyond」でした。(動画とスライドがYAPCのサイトにあります)
これは,題名の通り,Perl 5.16以降のPerl 5のついての話です。
- 5.16以降では,バージョンアップの際に,できるだけ既存のコードがそのまま動くようにする。具体的には,例えば「use v5.16」のようにバージョンが指定されていれば,そのバージョンのPerl 5の振る舞いを(可能な限り)再現するようになる。
- 現在のPerl本体は大きくなり過ぎているので,スリム化を行なう。組み込み関数のうち,Perlのコアでないもの(例えば,SysV IPC関数,ソケットIO関数など)はモジュールに追い出す。コアモジュールも見直しを行なう(コアモジュールから外されたモジュールは,CPANに置かれる)。
- あらゆるところでPerl 5が動くようにしていく。JVM,JavaScript,.NET上でもPerl 5が動くようにする。
北海道から参加された現役高校生のakiymさんのトークでは,小学生のときに,「Perlのプログラムを書くぞお」と意気込んで,「プログラミングPerl」を買ったけど,歯が立たなかった,というエピソードを聞いて,少し申し訳ない気持ちになりました。
10/14の懇親会では,Hachiouji.pmの方に,「多摩といっても広いので,たまには東寄りの吉祥寺でも開いてくださいよー」などと,無理なお願いをしてしまいました。聞き流してください。
また,ゆるPerl,Nagoya.pm, Sendai.pm,Niigata.pmの方々とも,お話をさせていただきました。
YAPC::Asiaは熱気溢れるイベントでした。大いに刺激を受け,「がんばらなければなあ」と気合いが入りました。
スタッフのみなさま,スピーカーのみなさま,本当にありがとうございました。